Hihatov 特別支援学校

その貴方

生きかた方は自由だ。 世界は1つじゃない。
その貴方の目にうつる景色は、世界に衝撃を与えるかもしれない。
その貴方の心は世界を優しさで包み込み、
未来を変えるかもしれない。
貴方のままの、貴方の心を、
貴方とかかわる全てに伝える事ができる能力を。
貴方のままで、貴方を愛せるように、貴方と支え合う仲間と共に、
心を芯から育む場所。

他人と比べる無意味

人と比べることで子どもが育つなら、沢山のデータを持つ学校の先生の子どもは優秀な子ばかりのはず。でも現実はそうではありません。現代社会を見渡しても、他人と比べることは無意味だと証明されはじめています。素のままの子どもと向き合い、その子の個性を伸ばすことがこれからの教育の使命であると考えます。

みんな違ってみんないい。人と違うことは恥ずかしいことではなく、天から与えられたギフテッド(才能)です。ADHDやアスペルガーといった言葉は管理する側が考えたラベリングに過ぎません。他人と同じようにあるために、子どもの個性を抑える必要は無いのです。そうやって子どもの自己肯定感を犠牲にするのは本末転倒なことではないでしょうか。

センスは
後天的に作られる

これまでの教育システムでは一定以上の能力をもった人材を大量に生み出すことが目的とされてきました。しかし世界は日本の教育システムよりも変化が速く。AIが登場した今日では、平均的な能力を持つ人材の価値は下がる一方です。パソコンに例えるなら、これまでの優秀な人材は、高スペックで速いCPUを搭載するようなもの。一方でこれから必要とされる人材は、そのパソコンを使いこなし、ソフトを駆使して写真や動画の撮影データを使い、新しいものを生み出す人材です。そして新しいものを生み出すのに不可欠なのは「センス」です。

では、センスとは何でしょう?
わたしたちは、センスはインプットだと考えています。

才能は先天的なものですが、センスは後天的なものです。いかに質の良いインプットをするかどうかが、センスを決定づけます。そして幼児期のインプットはその後の子ども達のセンスの素となり、一生支えてくれる基盤となるでしょう。
美しい自然のディテールが見せる黄金比、日本文化と西洋が融合した大田邸の様式美、光や物の質感が持つ風合い、大田邸にはセンスが溢れています。子どもたちが一番自由な状態、心がオープンな状態で、一流の環境にある最高の素材をセンスにどんどん溜め込んでもらいたいと願います。

学び=
クリエイティブ

誰かのようになりたい、何かを出来るようになりたい、何かに没頭したい、子どもたちは内なる情熱を秘めています。その内なるピュアなエネルギーを解き明かすのがHihatovのテーマです。子どもたちは大田邸で繰り広げられるクリエイティブなプロジェクトを目にし、関わっていくでしょう。その欲求や情熱を解き明かし、情熱が溢れ出す環境を作ってあげる。そして、内なる情熱をクリエイティブに変えることを実践して学びます。

オーガニックファーム、日本庭園、アーティストインレジデンス、クリエイティブに溢れた大田邸でのプロジェクトは、子どもたちに無いものを生み出すとは何か?を学ぶきっかけとなるでしょう。そしてそのクリエイティブは循環し、影響を与え、繋がり、次のクリエイティブを生んでいく。

クリエイティブな心の情熱があれば、仲間が集い、自然と高め合って、コミュニケーションが発達していく。そこにはテンプレ的なコミュニケーション能力は必要ありません。上手く話せることは重要ではなく、仲間となにかを生み出すことで、共通の言語を得るからです。

基本プログラム My Project (マイプロジェクト)

子どもたちには、こういったHihatovで開催されるプロジェクトから自分の好きなものを見つけ、自分だけのプロジェクトを作っていきます。

  • 土から

    オーガニックファームでの
    季節季節の農業
  • 伝統から

    文化遺産である
    大田邸の修復
  • 自然から

    揖保川でのカヤック体験
  • 音から

    DJや楽曲制作、楽器体験
  • 食から

    ファームで採れた野菜を料理、
    郷土に根付いた料理
  • 異文化から

    宿を訪れる
    アーティストとの交流